猫にも歯磨きが必要と聞いて、「どうやって磨けばいいの?」「毎日した方がいい?」「嫌がって逃げるときはどうすればいい?」と悩んでいる方もいるのではないでしょうか。
猫の歯磨きは口の中を清潔に保つためのお手入れのひとつですが、口元を触られることを嫌がる猫もいるため、最初からすべての歯をきれいに磨こうとすると難しいことがあります。
我が家では、たま・とび・むたの3匹とも、1日1回を目安に歯みがきシートを使ってお手入れしています。
ただし、3匹の反応はそれぞれ違います。たまはしぶしぶやらせてくれますが、とびは嫌がり、むたはなされるがまま歯磨きをされています。また、毎日お手入れをしていても、逃げてしまったり奥歯までうまくできなかったりすることもあります。
この記事では、猫の歯磨きの必要性や頻度、基本的なやり方を5ステップで紹介します。歯磨きを嫌がるときの対処法や、歯みがきシートを使っている我が家の3匹の実際のお手入れ方法についても紹介するので、これから猫の歯磨きを始めたい方は参考にしてみてください。
猫に歯磨きは必要?しないとどうなる?
猫の歯磨きは、歯や口の中を健康に保つために取り入れたいお手入れのひとつです。
猫も人と同じように、食事をすると歯の表面に歯垢が付着します。歯垢をそのままにすると歯石になり、歯肉炎や歯周病など口のトラブルにつながることがあります。
猫も歯垢や歯石がたまることがある
猫の口の中に付着した歯垢は、時間が経つと歯石へ変化していきます。
一度硬い歯石になってしまうと、家庭での歯磨きだけで取り除くことは難しくなります。そのため、歯垢が付着したままにならないよう、普段から口の中をお手入れすることが大切です。
歯磨きをするときは、歯だけでなく歯ぐきの状態や口臭なども確認しておくと、普段との違いにも気づきやすくなります。
歯磨きは口の中のお手入れとして取り入れる
歯磨きを始める場合でも、最初から口を大きく開けてすべての歯を磨こうとする必要はありません。
特に口元を触られることに慣れていない猫の場合は、顔や口の周りを触るところから少しずつ慣らしていきます。
猫が嫌がっているのに無理に続けると、歯磨きそのものを嫌がるようになる可能性があります。猫の様子を見ながら、できる範囲から始めましょう。
猫の歯磨きはどのくらいの頻度でする?
猫の歯磨きを始めると、「どのくらいの頻度ですればいいの?」と迷うこともあると思います。
口腔ケアは継続することが大切なので、可能であれば毎日の歯磨きを目標にします。ただし、歯磨きに慣れていない猫に無理をさせてまで続けるのではなく、まずは口元に触ることから段階的に慣らしていくことが大切です。
歯磨きの頻度を考えるときのポイント
歯磨きに慣れていない猫の場合は、最初から長時間のお手入れをするより、短時間でも歯磨きに慣れることを優先します。
口元を触る、唇を少しめくる、歯に触れるといった段階を少しずつ進めていくとよいでしょう。
猫によって受け入れられる程度は違うため、同じ頻度や方法でも反応が同じとは限りません。
我が家では1日1回お手入れしている
我が家では、たま・とび・むたの3匹とも、1日1回を目安に歯みがきシートでお手入れしています。
猫を迎えたあとに歯のお手入れについて調べたことがきっかけで始めました。
ただし、1日1回お手入れしているからといって、毎回すべての歯をきれいに磨けているわけではありません。
嫌がって逃げることもありますし、奥歯までうまく届かないこともあります。我が家では、3匹それぞれの反応を見ながら、できる範囲で続けています。
猫の歯磨きは何を使う?歯ブラシ・シートなどの違い
猫の歯のお手入れに使えるものには、猫用の歯ブラシや歯みがきシートなどがあります。
それぞれ使い方が異なるため、猫が受け入れやすいものや、飼い主が扱いやすいものから始める方法があります。
猫用歯ブラシ
猫用歯ブラシは、歯の表面や歯と歯ぐきの境目を磨くために使用します。
ただし、口元を触られることに慣れていない猫に、いきなり歯ブラシを入れようとすると嫌がることがあります。
まずは口元に触られることに慣れてから、猫の様子を見ながら少しずつ進めましょう。
歯みがきシート
歯磨きシートは、指に巻き付けるなどして歯の表面を拭くタイプのお手入れ用品です。
飼い主の指で歯に触れるため、力加減や触れている場所を確認しやすいという特徴があります。
一方で、指が届きにくい奥歯などはお手入れしにくい場合があります。
我が家では歯みがきシートと歯みがきおやつを使用
我が家では、たま・とび・むたの3匹の歯のお手入れに「らくらく歯みがきシート」を使っています。
歯みがきシートを使って歯の表面を拭くようにしていますが、猫の反応によっては思うようにお手入れできない日もあります。
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特に奥歯は届きにくく、毎回すべての歯をきれいにできているわけではありません。そのため、無理に奥まで触ろうとせず、その日にできる範囲でお手入れするようにしています。
また、歯みがきシートだけでなく、「ペットキッス ネコちゃんの歯みがきおやつ チキン味 スティック」も取り入れています。
我が家では、歯みがきおやつだけで歯のお手入れを済ませるのではなく、歯みがきシートと組み合わせて使っています。
猫の歯磨きの基本的なやり方5ステップ
猫の歯磨きは、いきなりすべての歯を磨くのではなく、口元を触られることに慣らしながら少しずつ進めます。
初めて歯磨きをする場合は、次の5ステップを目安に進めてみましょう。
①猫が落ち着いているときに始める
歯磨きをするときは、猫が興奮しているときではなく、比較的落ち着いているタイミングを選びます。
猫の様子を見ながら、無理なく触れられる状態で始めましょう。
②口元に触れる
歯磨きに慣れていない場合は、最初から歯を磨こうとせず、まず顔や口の周りに触れるところから始めます。
口元に触っても嫌がらないようになってから、次の段階へ進みます。
③唇を少しめくる
口元に触れることに慣れてきたら、唇をやさしくめくって歯が見える状態にします。
猫の口を無理に大きく開けるのではなく、外側から見える歯を確認する程度から始めます。
④歯の表面を少しずつ磨く
歯ブラシや歯みがきシートを使い、歯の表面をやさしくお手入れします。
一度にすべての歯を磨こうとせず、猫が受け入れられる範囲から少しずつ進めます。
力を入れて強くこするのではなく、歯や歯ぐきを傷つけないようやさしく行いましょう。
⑤無理をせず短時間で終える
猫が強く嫌がり始めた場合は、そのまま無理に続けないようにします。
「今日はここまで」と短時間で終わらせ、別の日に続きを行う方法もあります。
歯磨きを長時間我慢させるよりも、猫が受け入れられる範囲で続けられる方法を見つけることが大切です。
猫が歯磨きを嫌がるときはどうする?
猫によっては、口元を触られたり歯を磨かれたりすることを強く嫌がります。
我が家でも、とびは歯磨きを嫌がります。また、歯磨きの途中で逃げてしまうことや、奥歯までうまく磨けないこともあります。
最初からすべての歯を磨こうとしない
歯磨きを始めたばかりのときは、「全部磨かなければ」と考えず、まず触れることができる歯から始めます。
前の方の歯だけ、片側だけなど、猫が受け入れられる範囲で終わらせても構いません。
嫌がったら無理に続けない
猫が逃げようとしたり強く抵抗したりする場合は、無理に押さえつけて続けないようにします。
無理に続けることで、口元を触られること自体を嫌がるようになる可能性もあります。
一度中断し、猫が落ち着いている別のタイミングで試す方法もあります。
口元を触ることから少しずつ慣らす
歯磨きが難しい場合は、歯を磨くことより先に、口元に触られることへ慣れてもらいます。
普段のスキンシップの中で顔や口の周りにやさしく触れ、嫌がらない範囲を少しずつ広げていきます。
奥歯までできない場合も無理をしない
我が家でも、奥歯まで毎回きれいにお手入れできるわけではありません。
奥まで無理に指や歯ブラシを入れようとすると、猫が強く嫌がったり、飼い主が噛まれたりする可能性もあります。
どうしても歯磨きが難しい場合や、口の状態が気になる場合は、無理に家庭だけで解決しようとせず動物病院で相談しましょう。
我が家の3匹は毎日歯みがきシートでお手入れ
我が家では、猫を迎えたあとに歯のお手入れについて調べたことをきっかけに歯磨きを始めました。
現在は、たま・とび・むたの3匹とも、1日1回を目安に歯みがきシートでお手入れしています。また、歯みがきおやつも取り入れています。
同じ方法でお手入れしていますが、3匹の反応はそれぞれ違います。
たま|しぶしぶ歯磨きをさせてくれる
たまは歯磨きを喜んでするわけではありませんが、しぶしぶやらせてくれます。
嫌そうな様子を見せることはありますが、その日の様子を見ながら歯みがきシートでお手入れしています。
とび|歯磨きを嫌がる
3匹の中では、とびが歯磨きを嫌がります。
逃げようとすることもあるため、すべての歯を必ず磨こうとはせず、その日にできる範囲でお手入れしています。
むた|なされるがまま歯磨きをされている
むたは、歯磨きをするときも比較的おとなしく、なされるがままお手入れされています。
同じ歯みがきシートを使っていても、とびとはかなり反応が違います。
3匹と暮らしていると、同じ方法でも猫によって受け入れ方が違うことを実感します。
毎日していても奥歯までうまくできないことがある
我が家では1日1回を目安に続けていますが、毎回完璧に磨けているわけではありません。
特に奥歯はお手入れしにくく、猫が動いたり逃げたりすると十分にできないことがあります。
そのため、「毎日しているから大丈夫」と考えるのではなく、できる範囲で続けながら口の中の変化にも気をつけています。
今のところ、3匹とも歯や口について動物病院で指摘を受けたことはありません。ただし、これは我が家の現在の状況であり、歯磨きをしていれば口のトラブルを必ず防げるという意味ではありません。
猫の歯磨きで気になることがあるときは動物病院へ
家庭で歯磨きをしていても、すでに付着している歯石を自宅で無理に取ろうとしたり、口のトラブルを自己判断だけで対処したりするのは避けましょう。
強い口臭がする、歯ぐきの赤みや出血がある、よだれが増えた、食べにくそうにしている、口元を気にしているなど、普段と違う様子が見られる場合は動物病院へ相談してください。
また、歯磨きを強く嫌がって家庭でのお手入れが難しい場合も、猫の口の状態に合ったケア方法について獣医師に相談すると安心です。
まとめ|猫の歯磨きは無理をせず続けられる方法を見つけよう
猫の歯磨きは、歯や口の中の健康を守るために取り入れたいお手入れのひとつです。
ただし、猫によって口元を触られることへの反応は違います。最初からすべての歯を完璧に磨こうとせず、口元に触れることから少しずつ慣らし、猫が受け入れられる範囲で続けていきましょう。
我が家では、たま・とび・むたの3匹とも、1日1回を目安に歯みがきシートでお手入れしています。
たまはしぶしぶ、とびは嫌がり、むたはなされるがままと、同じ方法でも反応はそれぞれ違います。また、毎日続けていても、逃げられたり奥歯までうまくお手入れできなかったりすることもあります。
大切なのは、無理に完璧を目指すのではなく、猫の様子を見ながら続けられる方法を見つけることです。
また、歯石は家庭での歯磨きで無理に取ろうとせず、口臭や歯ぐきの赤み、出血、食べにくそうな様子など、口の中で気になることがある場合は動物病院へ相談しましょう。
猫を迎えるために必要なものや、迎えたあとに我が家で買い足したお手入れ用品については、以下の記事でも紹介しています。
自宅で行っている爪切りについては、こちらの記事で3匹それぞれの反応とあわせて紹介しています。

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