初めて猫を迎えるとき、トイレやご飯、ケージなど必要なものを揃えていても、「今の部屋のまま猫を迎えて大丈夫?」「危険なものは何を片付ければいい?」と悩む方もいるのではないでしょうか。
人にとっては何でもないものでも、猫にとっては遊び道具になったり、誤飲やケガ、脱走などの思わぬ事故につながったりすることがあります。そのため、猫用品を揃えるだけでなく、猫の目線で部屋の中を確認しておくことも大切です。
我が家でも、たま・とび・むたの3匹と暮らす中で、部屋の環境を少しずつ見直してきました。実際に防音対策として敷いていたジョイントマットの端を噛んで誤飲してしまったことや、野良猫とのトラブルをきっかけに網戸が開き、2匹が外へ出てしまった経験もあります。
幸い脱走した2匹は玄関前にいてすぐに確保できましたが、こうした経験をきっかけに、網戸や玄関の脱走対策、小物やコードの収納、キッチンの安全対策などをより意識するようになりました。
現在は、包丁や食べ物を猫が触れない場所へ収納したり、コンロをロックしたり、落とされたくないものにはミュージアムジェルを使ったりと、場所に合わせて対策しています。
この記事では、猫を迎える前の部屋づくりでやっておきたい7つの危険対策を、3匹の猫と暮らす我が家の実体験とあわせて紹介します。これから猫を迎える方は、自宅の部屋を確認しながらチェックしてみてください。
猫を迎える前の部屋づくりでやっておきたい7つの危険対策
猫を迎える前には、猫用品を揃えるだけでなく、普段生活している部屋の中に危険なものがないか確認しておきましょう。
猫は高い場所へ登ったり、気になるものを前足で触ったり、口に入れたりすることがあります。「ここには届かないだろう」「こんなものには興味を持たないだろう」と考えるのではなく、猫が触る可能性を考えて部屋を見直すことが大切です。
ここでは、我が家でも実際に行っている対策を含め、猫を迎える前に確認しておきたい7つのポイントを紹介します。
①コードや電源を猫が触れないようにする
スマートフォンの充電器や家電製品のコードなどは、猫が噛んだり遊んだりする可能性があります。
我が家ではリビングにあるコードを噛まれることはほとんどありませんが、寝室にある携帯電話の充電器のコードはよく噛まれます。
同じ猫でも、場所やコードの種類によって反応が違うことがあります。そのため、「今まで噛まなかったから大丈夫」と考えず、猫がコードに興味を示していないか普段から確認しています。
使っていないコード類はできるだけ片付け、必要に応じて猫が触れにくい場所へ移動するなどの対策をしています。また、使用していないものは電源を切るようにしています。
②誤飲しそうな小物や噛みちぎれるものを片付ける
ヘアゴムやひも、小さなビニールなど、猫が口に入れられるものは出したままにしないようにします。
我が家でも、ヘアゴムやビニール袋を猫に持っていかれたことがあります。誤飲には至らなかったものの、置いた覚えのない場所から見つかったこともありました。
注意したいのは、小さなものだけではありません。我が家では防音対策として床に敷いていたジョイントマットの端を猫が噛んで遊び、実際に一部を誤飲してしまったことがあります。
その経験から、猫の口に最初から入る大きさのものだけでなく、噛んでちぎれる素材にも注意するようになりました。
③キッチンの危険なものを猫が触れないようにする
キッチンには、包丁やコンロ、食べ物、ゴミなど、猫に触れてほしくないものが多くあります。
我が家はカウンタータイプのキッチンなので、猫が入ろうと思えば入れる造りです。基本的にはキッチンへ入ったりカウンターへ登ったりしないようにしていますが、それだけに頼らず危険なものを猫が触れない状態にしています。
包丁は使用後に出したままにせず収納し、コンロにはロックをかけています。食べ物も表には置かず、冷蔵庫やパントリーの中へしまっています。
また、ゴミ箱を漁られないように蓋付きのものを使用しています。
猫が普段はキッチンへ入らない場合でも、留守中や飼い主が見ていないときに入る可能性を考え、危険なものを出したままにしないようにしています。
④窓・網戸・玄関からの脱走対策をする
室内で暮らす猫の場合、窓や玄関から外へ出ないようにする対策も重要です。
我が家では以前、外にいた野良猫とのトラブルがきっかけで網戸が開き、2匹が外へ出てしまったことがあります。
幸い、2匹とも脱走直後に玄関前で待っていたためすぐに確保できました。しかし、この経験から「網戸にしているから大丈夫」と考えないようになりました。
現在は窓を開ける際に網戸の状態を必ず確認し、猫同士のトラブルなどで網戸が動かないよう、反対側から突っ張る対策もしています。
また、玄関や玄関前の廊下には猫を行かせないようにしており、間にある扉を必ず閉めるようにしています。
⑤猫が触れる場所に植物を置かない
植物の中には、猫が口にすると健康に影響するものがあります。そのため、猫と暮らす部屋に植物を置く場合は、その植物が猫にとって安全なのか事前に確認することが大切です。
我が家では、猫たちが普段生活する場所には観葉植物を置いていません。
たまに生花を飾ることはありますが、置くのは猫たちが入れない玄関だけにしています。
植物そのものだけでなく、花瓶を倒したり、葉や花びらで遊んだりする可能性もあるため、猫が触れる場所に置く場合は十分に確認しましょう。
⑥棚や高い場所に落とされたくないものを置かない
猫は棚や家具の上など、人が想像している以上にさまざまな場所へ移動します。
そのため、時計やアクセサリーなどの小物を高い場所に置いていても、「猫には届かないから大丈夫」とは限りません。
我が家でも物を落とされた経験があるため、落とされたくない小物はできるだけ片付けるようにしています。
また、どうしても置いておきたいものについては、我が家ではミュージアムジェルを使って固定しています。
ミュージアムジェルは猫用品として使っているわけではありませんが、我が家では猫に動かされたり落とされたりしたくないものを固定する方法のひとつとして活用しています。
ただし、固定できればどこに物を置いても安全というわけではありません。猫がぶつかったときに危険なものや、壊れた場合にケガにつながるものは、猫が触れない場所へ収納することを優先しています。
⑦猫に入ってほしくない場所を決めておく
家のすべての部屋を猫が自由に移動できるようにする必要はありません。
我が家では、寝室・仕事部屋・玄関など、猫に自由に入ってほしくない場所を決めています。
寝室は一緒に寝るとき以外は扉を閉めています。毛布や布団などを置いているため、普段は猫が自由に入れないようにしています。
仕事部屋も同様に猫の立ち入りを制限しています。また、玄関は脱走につながる可能性があるため、玄関前の廊下を含めて猫が行かないよう扉を閉めています。
猫が入れない場所を作っておくことで、紙類や小物など猫に触られたくないものを管理しやすくなる場合もあります。
家中をすべて猫仕様にするのが難しい場合は、「猫が自由に過ごせる場所」と「入れない場所」をあらかじめ分ける方法もあります。
猫の誤飲は小さなものだけじゃない|我が家で起きた経験
猫の誤飲対策というと、ひもやヘアゴムなど小さなものを片付けることを思い浮かべるかもしれません。
しかし、我が家で実際に誤飲が起きたのは、床に敷いていたジョイントマットでした。
ジョイントマットの端を噛んで誤飲した
我が家では以前、防音対策として床にジョイントマットを敷いていました。
ところが、猫がジョイントマットの端で遊びながら噛むようになり、その一部を誤飲してしまったことがあります。
ジョイントマット自体はヘアゴムのような小物ではありません。しかし、端を噛んでちぎることで、猫が飲み込める大きさになってしまいました。
この経験から、誤飲対策では「猫の口に入る大きさか」だけで判断するのではなく、「噛んだときにちぎれるか」という視点でも確認するようになりました。
ヘアゴムやビニール袋を別の場所へ持っていくこともある
ヘアゴムやビニール袋についても、我が家では何度か猫に持っていかれたことがあります。
その場で遊んでいるところを見つけられるとは限らず、「ここには置いていなかったはず」という場所から後になって見つかることもありました。
そのため、猫が興味を持ちそうな小物は「高い場所へ置く」だけではなく、できるだけ扉や引き出しの中へ収納するようにしています。
「大きいから大丈夫」ではなく噛みちぎれるものにも注意する
猫が何に興味を持つのかは、実際に一緒に暮らしてみないと分からない部分もあります。
特に、スポンジ状のものや柔らかい素材などは、元のサイズが大きくても噛みちぎれる可能性があります。
猫を迎える前には小物を片付けるだけでなく、床や家具の周辺など猫が実際に口を近づけられる範囲も確認しておきましょう。
また、猫が異物を飲み込んだ可能性がある場合は、自己判断で様子を見続けず、飲み込んだものや猫の状態を確認して動物病院へ相談しましょう。
猫の脱走対策は窓・網戸・玄関を確認する
猫を完全室内飼いにしていても、窓や玄関など外につながる場所の対策は必要です。
我が家でも実際に脱走を経験するまでは、網戸にしていれば簡単には外へ出ないと思っていた部分がありました。
我が家では網戸が開いて2匹が脱走した経験がある
我が家で脱走が起きたのは、外にいた野良猫と家の猫が網戸越しにトラブルになったときでした。
その際に網戸が開き、2匹が外へ出てしまいました。
幸いにも2匹は遠くへ行かず、脱走直後に玄関前で待っていたためすぐに確保できました。
しかし、必ず同じようにすぐ確保できるとは限りません。この経験をきっかけに、窓や網戸の対策を以前より意識するようになりました。
窓を開ける前に網戸の状態を必ず確認する
現在は、窓を開けるときに網戸がきちんと閉まっているかを必ず確認しています。
人が開閉した直後だけでなく、猫がぶつかったり興奮して力をかけたりする可能性も考え、簡単に動く状態になっていないかも確認しています。
現在は網戸が開かないよう反対側から突っ張っている
我が家では、猫同士のトラブルなどで再び網戸が開いてしまうことを防ぐため、反対側から突っ張る対策もしています。
これは我が家の窓や網戸に合わせて行っている方法なので、すべての家庭で同じ方法が使えるとは限りません。
窓の形や網戸の構造を確認し、猫が力をかけても簡単に開かない方法を考えることが大切です。
玄関につながる扉も必ず閉める
窓だけでなく、玄関からの脱走にも注意しています。
我が家では猫が玄関や玄関前の廊下へ行かないようにしており、生活スペースとの間にある扉を必ず閉めています。
家族が帰宅したときや宅配便を受け取るときなどは玄関の扉を開けるため、玄関のすぐ近くまで猫が自由に来られない環境にしています。
キッチンで実際にしている4つの猫対策
我が家のキッチンはカウンタータイプなので、完全に猫が入れない構造ではありません。
普段からキッチンへ入ったりカウンターへ登ったりしないようにしていますが、それだけではなく、万が一猫が入った場合も考えて危険なものを管理しています。
①包丁は猫が触れない場所へ収納する
包丁は使用後に出したままにせず、猫が触れない場所へ必ず収納しています。
包丁以外にも、猫が触れるとケガにつながる調理器具は、使用後に出したままにしないようにしています。
②コンロはロックをかける
我が家ではコンロにロックをかけ、猫が触れたことによる誤操作を防ぐようにしています。
コンロの種類によって搭載されている安全機能は異なるため、自宅で使用している機種の機能を確認しておくと安心です。
③食べ物は冷蔵庫やパントリーへしまう
食べ物はキッチンの上などに出したままにせず、冷蔵庫やパントリーへ収納しています。
猫が食べてはいけないものだけを片付けるのではなく、基本的に食べ物そのものを猫が自由に触れない状態にしています。
④ゴミ箱は蓋付きのものを使う
ゴミ箱には食べ物のにおいが残った包装や生ゴミなどが入ることがあります。
猫に中を漁られないよう、我が家では蓋付きのゴミ箱を使用しています。
ゴミ箱を選ぶ場合は、蓋が付いているだけでなく、猫が触った程度では簡単に開かないかも確認しておくとよいでしょう。
猫に入ってほしくない部屋は扉を閉めて分ける
猫と暮らすからといって、家のすべての場所を猫が自由に行き来できるようにする必要はありません。
我が家では、猫に入ってほしくない場所を決め、必要に応じて扉を閉めています。
猫を迎えた当日の過ごし方については、こちらの記事で我が家の実体験とあわせて紹介しています。
猫を迎えた初日にすること5つ|初心者が知っておきたい注意点
我が家では寝室・仕事部屋・玄関を制限している
現在、自由に入れないようにしている主な場所は、寝室・仕事部屋・玄関です。
仕事部屋には仕事で使用するものがあり、玄関は脱走につながる可能性があります。そのため、猫が自由に出入りできる生活スペースとは分けています。
寝室は寝るとき以外は入れない
寝室には毛布や布団などがあるため、基本的には寝るとき以外は猫を入れず、扉を閉めています。
寝室では携帯電話の充電器のコードを噛まれることもあるため、猫が入る時間を限定することで管理しやすくしています。
猫が入らない場所を収納や生花のスペースとして活用する
猫が入れない場所を作ると、猫に触られたくないものを管理しやすくなるメリットもあります。
我が家では猫が生活する場所に観葉植物を置いていませんが、生花を飾る場合は猫が入れない玄関に置いています。
猫が安全に過ごせるエリアを作ることと同時に、人が使うものを管理する場所を分けることも、猫との暮らしを続けやすくする方法のひとつです。
猫に物を落とされないために我が家でしている対策
猫と暮らしていると、棚の上に置いていたものを前足で触られたり、歩いているときに落とされたりすることがあります。
我が家でも実際に物を落とされた経験があるため、置き場所や固定方法を見直しています。
時計やアクセサリーなどの小物は片付ける
時計やアクセサリーなどの小物は、できるだけ出したままにせず収納しています。
高い場所に置けば大丈夫と思っていても、猫がその場所まで登れることがあります。猫が歩く可能性のある棚や家具の上には、落とされて困るものを置かないことを基本にしています。
紙類やコード類も出したままにしない
我が家では紙類もできるだけしまうようにしています。
また、コード類についても使わないものは片付け、使用していない電源は切るようにしています。
猫にいたずらされてから対策するのではなく、使い終わったら片付けることを習慣にすると、部屋の危険を減らしやすくなります。
落とされたくないものにはミュージアムジェルを使う
収納できないものや、どうしても飾っておきたいものについては、我が家ではミュージアムジェルを使用しています。
飾っているものの底に使って固定することで、猫に触られたときなどに簡単に動いたり落ちたりしないようにするためです。
ただし、ミュージアムジェルを使えば何でも猫の近くに置けるわけではありません。割れたときに危険なものや、猫が口にすると危険なものについては、固定するより猫が触れない場所へ移動することを優先しています。
我が家では、まず「片付けられるものは片付ける」、そのうえで必要なものにミュージアムジェルを使うという形で対策しています。![]()
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まとめ|猫を迎える前に猫目線で部屋を確認しよう
猫を迎える前には、トイレやご飯、ケージなどの猫用品を揃えるだけでなく、猫が安全に暮らせるように部屋の中を見直しておくことも大切です。
今回紹介した、猫を迎える前にやっておきたい7つの危険対策は次のとおりです。
- コードや電源を猫が触れないようにする
- 誤飲しそうな小物や噛みちぎれるものを片付ける
- キッチンの危険なものを猫が触れないようにする
- 窓・網戸・玄関からの脱走対策をする
- 猫が触れる場所に植物を置かない
- 棚や高い場所に落とされたくないものを置かない
- 猫に入ってほしくない場所を決めておく
我が家でも、最初からすべての危険に気づいていたわけではありません。ジョイントマットの端を噛んで誤飲したことや、野良猫とのトラブルで網戸が開き、2匹が外へ出てしまったことをきっかけに対策を見直してきました。
現在は、小物やコード類をできるだけ片付ける、コンロをロックする、食べ物を出したままにしない、網戸が簡単に開かないようにするなど、場所に合わせて対策しています。落とされたくないものにはミュージアムジェルを使うなど、3匹と暮らす中で少しずつ工夫も増えてきました。
人にとっては何でもないものでも、猫にとっては遊び道具になったり、思わぬ事故につながったりすることがあります。
猫を迎える前に一度、猫が床を歩くところ、登れそうなところ、口が届きそうなところを意識しながら部屋を確認してみましょう。そして実際に暮らし始めてからも、猫の行動を見ながら必要な対策を追加していくことが大切です。
部屋の安全対策だけでなく、トイレやご飯、キャリーなど、猫を迎えるために必要なものをまとめて確認したい方は、以下の記事も参考にしてください。


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