猫を初めて留守番させるとき、「何時間くらいなら大丈夫?」「ケージの中で過ごしてもらっていい?」「仕事で長時間家を空けるときはどうすればいい?」と不安になる方も多いのではないでしょうか。
猫の留守番では、安心して過ごせる場所を用意するだけでなく、ご飯や水、トイレ、室温、誤飲やケガにつながるものへの対策も大切です。
特に迎えたばかりの子猫は、最初から長時間留守番させるのではなく、年齢や健康状態、新しい環境への慣れ具合を確認しながら、短時間から少しずつ慣らしていく必要があります。
我が家では、初めて迎えた猫の「たま」を迎えて3日後、仕事のため初めて留守番してもらいました。最初は約3時間、その後いったん帰宅して1時間ほど一緒に過ごし、再び約6時間外出しました。
この記事では、猫を初めて留守番させる前に準備しておきたいことや留守番時間の考え方、ケージを使う場合の注意点を、我が家の実体験も交えながら紹介します。
猫の留守番が初めてなら何時間から?
猫を初めて留守番させるとき、「何時間くらいなら大丈夫なの?」と悩む方も多いと思います。
ただし、猫が留守番できる時間は、年齢や健康状態、性格、新しい環境への慣れ具合などによって変わります。そのため、「初めてでも○時間なら必ず大丈夫」と一律に考えるのではなく、猫の様子を見ながら判断することが大切です。
特に迎えたばかりの子猫の場合は、いきなり長時間の留守番をさせるのではなく、短い時間から少しずつ慣らしていきましょう。
最初から長時間ではなく短時間から始める
初めての留守番では、最初から長時間家を空けるのではなく、短時間から始めて猫の様子を確認していきます。
短時間の留守番から始めることで、帰宅後にご飯や水、トイレの状態を確認しながら、その猫がどのように過ごしていたのかを把握しやすくなります。
我が家の場合は、たまを迎えて3日後に仕事のため初めて留守番してもらいました。最初に家を空けた時間は約3時間です。
約3時間後、仕事の休憩時間に一度帰宅しました。たまは寝ていましたが、私が部屋に入ると起きてこちらの様子を見ていました。
これはあくまで我が家のたまの場合です。「3時間ならどの猫でも大丈夫」という意味ではありません。猫の年齢や体調などを確認し、その子に合わせて留守番時間を考える必要があります。
子猫の月齢や健康状態によって留守番できる時間は変わる
特に子猫の場合は、月齢によって必要なお世話が大きく異なります。
まだ自分で十分に食事や排泄ができない時期や、こまめな食事が必要な時期には、長時間の留守番は適していません。また、体調が悪い場合や治療中の場合なども、普段と同じように留守番させてよいとは限りません。
「猫だから留守番できる」と考えるのではなく、月齢や健康状態を確認したうえで留守番させることが大切です。
迎えたばかりの子猫で長時間家を空けなければならない場合は、家族や知人に様子を見てもらうほか、ペットシッターやペットホテルなどを検討する方法もあります。
迎えたばかりなら新しい環境への慣れ具合も確認する
猫を迎えた直後は、これまで過ごしていた場所から突然環境が変わります。
ご飯を食べられているか、水を飲めているか、トイレで排泄できているか、安心して休める場所があるかなど、普段の様子を確認してから留守番を考えましょう。
我が家のたまも、迎えた初日はキャリーからなかなか出ず、水も飲みませんでした。翌日になると自分から部屋を探索し、ご飯やトイレ、毛づくろいなどもするようになり、お昼頃には初めて水を飲みました。
このように、迎えた直後と数日後では行動が変わることもあります。日数だけで判断するのではなく、その猫が新しい環境でどのように過ごしているかを確認することが大切です。
猫を迎えた初日は、すぐに新しい環境に慣れるとは限りません。我が家でたまを迎えた初日の様子や、翌日にどのような変化があったのかは、以下の記事で詳しく紹介しています。
猫を初めて留守番させる前にしたい5つの準備
猫を初めて留守番させるときは、外出してから困らないように事前に環境を整えておくことが大切です。
留守番の準備だけでなく、猫を迎える前に必要なものや安全な部屋づくりについては、以下の記事で詳しく紹介しています。
特に初めての留守番では、「猫が安全に過ごせるか」「必要なものがそろっているか」という視点で、外出前に一つずつ確認しておきましょう。
ここでは、猫を初めて留守番させる前に確認したい5つの準備を紹介します。
①安心して過ごせる場所を用意する
まずは、留守番中に猫が安心して過ごせる場所を用意します。
ケージを使うのか、猫が慣れている部屋で自由に過ごしてもらうのかなど、年齢や性格、自宅の環境に合わせて考えましょう。
特に迎えたばかりの猫の場合、まだ家の中すべてに慣れているとは限りません。入ってほしくない場所や、落下・脱走などの危険がないかも確認しておきます。
我が家では、たまを迎えて3日後の初めての留守番では、ケージの中だけで過ごしてもらいました。
ただし、「初めての留守番は必ずケージに入れる」というわけではありません。猫が普段どこで落ち着いて過ごしているのかも見ながら、その子に合った場所を考えることが大切です。
②ご飯・水・トイレを準備する
留守番中も猫が必要なときに水を飲み、トイレを使えるように準備しておきます。
留守番する時間や普段の食事時間に合わせて、ご飯についても確認しておきましょう。
特に水は、容器を倒して飲めなくなってしまわないか、猫が普段から使っている場所や器で飲めるかなども確認しておくと安心です。
我が家では、初めてたまを留守番させたとき、ケージの中に水とトイレを用意してから外出しました。
帰宅したら、水やご飯の減り方だけでなく、トイレを使った形跡があるかも確認します。
③季節に合わせて室温を調整する
猫だけで留守番するときは、飼い主が外出したあとも快適に過ごせる室温を考える必要があります。
夏は室温が上がりすぎないようにし、冬は猫が寒さを感じたときに暖かく過ごせる場所を準備するなど、季節やその日の気温に合わせて環境を整えましょう。
我が家がたまを迎えたのは2月でした。そのため、初めて留守番してもらったときは、寒さ対策としてケージ内で使える保温マットを用意しました。
暖房器具や保温用品を使用する場合も、留守中に安全に使用できる製品か確認し、コードをかじるなどの危険がないように設置することが大切です。
④誤飲やケガにつながるものを片付ける
留守番前には、猫が誤って口に入れそうなものや、ケガにつながりそうなものがないか確認します。
ひも状のもの、小さな物、ビニールなど、猫が遊んでいるうちに誤飲する可能性があるものは、猫が触れられない場所へ移動しておきましょう。
電気コードなども、かじったり引っ掛けたりできない状態になっているか確認します。
我が家ではたまをケージの中で留守番させましたが、ケージの中だけを確認したわけではありません。
ケージの外にあるものでも、たまがケージの隙間から手を伸ばして届かないかを確認し、誤飲しそうなものやコード類など、ケガにつながりそうなものは遠ざけました。
「ケージに入っているから安全」と考えず、猫の手が届く範囲まで確認しておくことが大切です。
⑤短時間から少しずつ留守番に慣らす
初めて留守番させる場合は、可能であれば短時間から始め、帰宅後の様子を確認しながら少しずつ慣らしていきます。
我が家では、最初に約3時間外出しました。その後、仕事の1時間休憩で一度帰宅し、たまと一緒に過ごしてから再び仕事へ戻りました。
初回の約3時間後に帰宅したとき、たまは寝ていました。私が部屋に入ると起きて、こちらの様子を見ていました。
その後は再び約6時間家を空けることになりました。
この時間は、あくまで我が家のたまの場合です。初めての留守番を何時間にするかは、猫の月齢や健康状態、環境への慣れ具合などを確認して考えましょう。
また、留守番中におもちゃを用意する場合も、ひもが付いているものや壊れて小さな部品が外れる可能性があるものなどは避け、猫だけでも安全に使えるものか確認してから置くようにしましょう。
猫の留守番はケージと部屋のどちらがいい?
猫を初めて留守番させるとき、「ケージに入れておいた方がいいの?」「部屋の中を自由にさせても大丈夫?」と迷う方もいると思います。
どちらがよいかは、猫の年齢や性格、家に迎えてからの期間、普段どこで過ごしているか、部屋の安全対策ができているかなどによって変わります。
大切なのは、ケージか部屋かだけで決めるのではなく、飼い主がいない間も猫が安全に過ごせる環境になっているかを確認することです。
ケージで留守番させる場合に確認したいこと
迎えたばかりの子猫など、まだ部屋の中で自由に過ごさせることに不安がある場合は、ケージを留守番場所として使う方法があります。
ケージを使うことで行動できる範囲を限定できるため、誤飲や思わぬケガなどを防ぎやすくなります。
ただし、長時間過ごすことを考えると、猫が体勢を変えたり休んだりできるスペースがあり、水やトイレなど必要なものを置いても窮屈にならない環境を整えることが大切です。
また、普段からケージを安心して休める場所として使えるようにしておくと、留守番のときだけ突然閉じ込められる場所になりにくくなります。
我が家では、たまを迎えて3日後の初めての留守番ではケージの中で過ごしてもらいました。ケージ内には水とトイレ、おもちゃを用意し、2月だったため保温マットも使用しました。
部屋で自由に過ごさせる場合に確認したいこと
猫が部屋に慣れていて、室内の安全対策ができている場合は、部屋の中で過ごしてもらう方法もあります。
その場合は、猫が行動できる範囲を飼い主がいない状態でも安全にしておく必要があります。
電気コードや小さな物、ひもやビニールなど誤飲につながるもの、倒れたり割れたりするものがないか確認しましょう。猫にとって危険な植物や食べ物、薬なども手の届かない場所に移動します。
キッチンや浴室、窓やベランダなども確認し、侵入や脱走、落下などの危険がないようにしておくことが大切です。
飼い主が一緒にいるときには問題がなかった場所でも、留守番中はすぐに止めることができません。「今までいたずらしなかったから大丈夫」と考えず、猫の目線で部屋を確認してから外出しましょう。
猫の年齢や性格、環境に合わせて選ぶ
ケージと部屋のどちらで留守番させる場合でも、すべての猫に同じ方法が合うとは限りません。
迎えたばかりの子猫なのか、すでに家の中に慣れている成猫なのかによっても、適した環境は変わります。また、普段からケージで落ち着いて過ごせる猫もいれば、部屋の中にお気に入りの寝場所がある猫もいます。
我が家の場合、初めての留守番では、まだ迎えて3日後だったこともあり、たまにはケージの中で過ごしてもらいました。
これは「初めての留守番ではケージに入れるべき」という意味ではなく、その当時のたまの様子と我が家の環境を考えて選んだ方法です。
まずは猫が普段どのように過ごしているかを観察し、留守番中に起こりそうな危険を確認したうえで、その子が安全に過ごせる方法を選びましょう。
我が家でたまを初めて留守番させた日の様子
ここからは、我が家で初めて猫を留守番させたときの実体験を紹介します。
初めて留守番してもらったのは、たまを家に迎えてから3日後でした。私自身も猫を飼うのが初めてだったため、「留守番させても大丈夫かな」と心配しながら仕事へ行ったことを覚えています。
現在振り返ると改善できる部分もありますが、当時どのような環境を用意し、たまがどのように過ごしていたのかを紹介します。
迎えて3日後に仕事で初めて留守番
たまを迎えて3日後、仕事があったため初めて一人で留守番してもらうことになりました。
迎えた初日は新しい環境を警戒していましたが、翌日になると自分から部屋を探索し、ご飯やトイレ、毛づくろいなどもするようになっていました。
とはいえ、まだ我が家に来てから3日目です。そのため、家の中を自由にさせるのではなく、初めての留守番はケージの中で過ごしてもらうことにしました。
最初の約3時間はケージの中で留守番
最初に家を空けた時間は約3時間でした。
留守番中はケージの中だけで過ごしてもらい、水とトイレ、おもちゃを用意してから仕事へ向かいました。
仕事の1時間休憩で一度自宅へ戻ると、たまはケージの中で寝ていました。
私が部屋に入ると起きて、こちらの様子を見ていました。初めての留守番だったので、普段と大きく変わった様子がないことを確認できて少し安心しました。
1時間一緒に過ごしてから再び約6時間外出
休憩時間に帰宅してからは、約1時間たまと一緒に過ごしました。
その後は再び仕事へ戻る必要があったため、もう一度たまに留守番してもらいました。2回目に家を空けた時間は約6時間です。
仕事を終えて帰宅すると、たまはケージの中で起きていました。
当時の私は、まだ迎えて間もないたまを残して仕事へ行くことに不安もありました。そのため、帰宅してたまの姿を確認できたときにはほっとしたことを覚えています。
ただし、我が家で約3時間、その後約6時間留守番できたからといって、すべての猫が同じように留守番できるわけではありません。これはあくまで、たまを迎えた当時の我が家での経験です。
2月だったため保温マットなどを準備
たまを迎えたのは2月で、まだ寒い時期でした。
人が家にいるときとは違い、留守番中は「寒そうだから調整しよう」とすぐに対応することができません。そのため、たまが寒いときに暖かく過ごせるよう、ケージ内に保温マットを用意しました。
そのほかに、水とトイレ、おもちゃもケージ内に準備しました。
猫を留守番させるときは、季節やその日の気温も確認し、飼い主がいない間も過ごしやすい環境を考えておくことが大切だと感じています。
ケージの外にも危険なものがないか確認
留守番前に特に気をつけたのが、誤飲やケガにつながりそうなものです。
たまはケージの中で留守番するため、最初は「ケージの中を安全にしておけば大丈夫」と考えそうになります。
しかし、猫はケージの隙間から手を伸ばすことができます。
そこで我が家では、ケージの中だけではなく周囲も確認し、たまが手を伸ばして届きそうな場所にある誤飲しそうなものを遠ざけました。
コード類など、引っ張ったり触ったりすることでケガにつながりそうなものについても、ケージから届かない場所へ移動しました。
初めて猫を留守番させた経験から、ケージを使用する場合でも「ケージの中だけを見る」のではなく、猫の手が届く周囲まで確認することが大切だと感じています。
猫の留守番から帰ったら確認したい3つのこと
猫の留守番から帰宅したら、まずは普段と変わった様子がないか確認しましょう。
特に初めての留守番では、飼い主がいない間にどのように過ごしていたのか分かりにくいため、ご飯や水、トイレ、猫自身の様子を確認することが大切です。
留守番中の猫の様子や生活リズムをデータで確認したい場合は、猫の行動や体重、トイレなどを記録できる「Catlog」という選択肢もあります。多頭飼いでCatlogを使う場合の考え方については、「Catlogは多頭飼いでも使える?3匹飼い目線で必要な台数と使い方を解説」で詳しく紹介しています。
Catlogは多頭飼いでも使える?3匹飼い目線で必要な台数と使い方を解説
ここでは、帰宅後に確認しておきたい3つのポイントを紹介します。
①ご飯や水の減り方を確認する
帰宅したら、用意しておいたご飯や水がどのくらい減っているか確認します。
留守番中にご飯を食べていたか、水を飲んでいたかを確認することで、猫がどのように過ごしていたのかを知る手がかりになります。
ただし、水は蒸発したり、猫が器に触れてこぼしたりすることもあります。そのため、単純に「減っているから飲んだ」と判断するのではなく、普段の飲み方や帰宅後の様子も一緒に確認しましょう。
特に迎えたばかりの猫は、新しい環境への緊張などから食事や飲水の様子が変わることもあります。食べない・飲まない状態が続く場合や、普段と明らかに様子が違う場合は注意が必要です。
「水を用意しているのにあまり飲んでいない」と感じたときに考えられる原因や、我が家でも実践している水分補給の工夫については、以下の記事で詳しく紹介しています。
猫が水を飲まないのはなぜ?4つの原因と初心者が試したい5つの対策
②トイレを確認する
次に、留守番中におしっこやうんちをしているか確認します。
排泄の有無だけでなく、普段と比べて回数や量、便の状態などに大きな変化がないかも見ておきましょう。
猫の排泄物は体調の変化に気づくための大切な情報になります。帰宅後にトイレを確認する習慣をつけておくと、いつもとの違いにも気づきやすくなります。
また、トイレ以外の場所で排泄していないかも確認します。失敗していた場合は叱るのではなく、トイレの状態や留守番中の環境に問題がなかったかを見直しましょう。
③ケガや体調の変化がないか確認する
ご飯や水、トイレとあわせて、猫自身の様子も確認します。
歩き方がおかしくないか、ケガをしていないか、嘔吐や下痢などがないか、普段と比べて元気がないなどの変化がないかを見ておきましょう。
初めての留守番では、帰宅した飼い主を見たときの反応だけで「大丈夫だった」と判断するのではなく、留守番していた場所も一緒に確認することが大切です。
物が倒れている、おもちゃが壊れている、コードをかじった跡があるなどの変化があれば、次回の留守番までに環境を見直します。
我が家では、最初の約3時間の留守番から帰宅したとき、たまは寝ていて、私が部屋に入ると起きてこちらを見ていました。その後の約6時間の留守番から帰宅したときは、ケージの中で起きていました。
このように帰宅後の様子を確認しながら、次に留守番させるときも同じ環境でよいのか、さらに安全対策が必要な場所はないかを考えていきましょう。
まとめ|初めての留守番は安全な環境を整えて短時間から始めよう
猫を初めて留守番させるときは、「何時間なら大丈夫」と時間だけで判断するのではなく、猫の年齢や健康状態、新しい環境への慣れ具合などを確認することが大切です。
特に初めての留守番では、次の5つを確認してから外出しましょう。
- 安心して過ごせる場所を用意する
- ご飯・水・トイレを準備する
- 季節に合わせて室温を調整する
- 誤飲やケガにつながるものを片付ける
- 短時間から少しずつ留守番に慣らす
我が家では、たまを迎えて3日後に仕事のため初めて留守番してもらいました。最初はケージの中で約3時間過ごしてもらい、1時間ほど一緒に過ごしたあと、再び約6時間家を空けました。
2月だったため保温マットを用意し、水やトイレ、おもちゃも準備しました。また、ケージの中だけではなく、隙間から手を伸ばして届きそうな場所に誤飲やケガにつながるものがないかも確認しました。
これはあくまで我が家のたまの場合です。同じ時間や方法がすべての猫に合うわけではありません。
初めての留守番は飼い主側も不安になりやすいものですが、まずは安全に過ごせる環境を整え、可能であれば短時間から始めてみましょう。そして帰宅後にご飯や水、トイレ、猫の様子を確認しながら、その子に合った留守番の方法を見つけていくことが大切です。


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